仮想通貨BOTを作成する方法はいくつかあります。

現時点では取引所のAPIや公開されているライブラリを使い、プログラミングをするのが最もシンプルだと思います。プログラミング言語もRubyや(最近だと)node.jsありますが、このサイトではPythonを使った仮想通貨BOTの作成を行ってみます。

今回はそもそもPyhonとは?という部分から、環境構築などについて解説していきます。

Pythonを使いこなせる様になれば、仮想通貨BOTを含めたシステムトレードが可能になるだけではなく、様々なデータの解析などを行う事ができます。それにWEBのアプリなどの開発も全然できます。

Pythonを身につけるだけで、エンジニアリングの幅がかなり広がりますよ。

Pythonの使い方と環境構築について

ではPythonの使い方や環境構築、基本的な文法についてご紹介していきます。

仮想通貨BOTの作成に限らず、今現在とてもニーズのある言語でもありますので、使い方をしっかりと掴んでおいてほしいなと思います。

1.なぜPythonを使うのか

数あるプログラミング言語の中で、仮想通貨BOTの作成にはなぜPythonが良いのでしょうか?

その理由についてこちらの記事で詳細にご紹介しています。

システムトレードの自作にはpythonが良いと言われる理由とは?

2.環境構築

Pythonという名前を聞いた事があるのであれば、anacondaというディストリビューションも聞いた事があるのではないでしょうか?Pythonの環境構築をするならanacondaをインストールしてしまうのが、一番てっとり早いです。

ここではwindowsでanacondaを使う場合の環境構築の方法についてご紹介しています。※Macの場合も概要は同じです。

anacondaのインストール方法

3.基本文法

Pythonはプログラミング初心者でもキャッチアップしやすい言語と言われています。実際に扱ってみると、可読性が高く、非常に分かりやすい言語である事が実感できると思います。

ここでは、仮想通貨BOTを作成する際に必要な、Pythonの最低限の文法を覚えておきましょう。

Pythonの基本文法とサンプル

4.Pythonファイル「○○.py」を実行してみよう

anacondaのインストールが完了していればjupyterで簡単にPythonのコードを実行できる事が分かるかと思います。※非常に便利なツールですよね

ただ、仮想通貨BOTとして稼働させるためには、Pythonのプログラムファイル(○○.py)を作成して実行する方法が便利です。

ここでは、プログラムファイルを実行する方法をご紹介しています。

PythonのプログラムファイルをAnaconda Promptで実行してみよう!

5.pandasの使い方

Pythonの基本文法に比べると少しだけ応用的な内容になるかもしれませんが、Pythonにはpandasという非常に便利なライブラリがあります。

多くの方が使用しているExcelや、エンジニアの方であれば当たり前に使用するSQLなどと同じ様に、行列を使った演算が可能です。

仮想通貨BOTを作成する上で、今後、活用する機会が多いライブラリだと思いますので、ここで覚えておきましょう。

Pythonのpandasライブラリの使い方

仮想通貨BOTで大切なのはアルゴリズム(ロジック)

さて、Pythonについてご紹介をしてきましたが、実際に仮想通貨BOTを作って利益を出そうと思ったら、言語うんぬんよりも利益を出すためのアルゴリズム(ロジック)が大切になります。

この記事でご紹介している内容(詳細はリンク先の記事)を踏まえれば、アルゴリズムを実現する上で、Pythonには便利な機能(ライブラリ等)がたっくさん含まれている事がよく分かっていただけたかと思います。

実際に利益を出すためには、有効な売買指標を決める必要があります。売買指標を確立させる方法は他の記事でご紹介しておりますので、そちらも参考にして下さい。

Pythonを使いこなしたいなら

Pythonに限らず、言語習得をしたいのであれば、様々なコードを書いて実行してみるのが一番だと思います。※たぶん多くのエンジニアの方も同じ事を言うと思います。

サンプルコードをいじってみたり、自分でロジックを考えたりして、実際に実行させてみましょう。

何度も繰り返す事で、プログラムの処理のイメージが定着してくると思います。