今回はZaif(ザイフ)のAPIの使い方についてご紹介していきたいと思います。
といってもとっても簡単です。特に他の取引所のAPIを使用した事がある方なら一瞬で分かると思います。
まずはZaifについて簡単にご紹介したいと思います。
コンテンツ
Zaif(ザイフ)の特徴
最初にざっくりとではありますが、Zaifの特徴を簡単に見てみましょう。
・Bitcoin(ビットコイン)、イーサリアム、NEM(ネム)、モナコインなどの仮想通貨の取引が可能
・他の取引所に比べて手数料が安い
・日本で生まれた取引所(テックビューロ株式会社が運営)
・金融庁から仮想通貨交換業者に正式登録される
長らくbitFlyerと並んで国内の人気を集め、信頼を確立してきたイメージがあります。
Zaif(ザイフ)のAPIの紹介
APIの基本情報は以下の通りになります。
API名:Zaif Exchange API
API仕様書:https://corp.zaif.jp/api-docs/
Zaif(ザイフ)のAPIの使い方
仕様書を基に公開APIを使ってみましょう。まずは基本的な現物売買についての情報を取得しましょう。
各APIのエンドポイント
エンドポイントは以下になります。
※エンドポイントというのは各APIにアクセスする時のURIです。
■現物公開(パブリック)APIのエンドポイント
1 |
https://api.zaif.jp/api/1 |
■現物取引(プライベート)APIのエンドポイント(プライベートAPIなのでキーが必要)
1 |
https://api.zaif.jp/tapi |
■先物用公開(パブリック)APIのエンドポイント
1 |
https://api.zaif.jp/fapi/1 |
■レバレッジ取引(プライベート)APIのエンドポイント(プライベートAPIなのでキーが必要)
1 |
https://api.zaif.jp/tlapi |
※パブリックAPIとプライベートAPI共にエンドポイントが似ています。また当然ですがプライベートAPI使用時はAPIキーが必要になります。それと、パブリックAPIの場合はGET、プライベートAPIの場合はPOSTを使用する形になります。
※APIリクエスト時の注意!
1秒間のリクエストを10回以内に収める様にするなどの注意点がありますので、使用時は仕様を確認する様にして下さい。
使い方のサンプル
では実際にパブリックAPIを使用して情報を取得してみましょう。今回は現物公開APIを使用して情報を取得してみます。パラメータなどをいじれば実際に活用ができるサンプルになると思います。
全ての通貨情報を取得
現物公開APIの仕様を見ると以下(画面キャプチャ)の様に記載されています。
これは現物の通貨情報を取得するためのリクエストURLになります。取引を行う場合にも大事な情報となります。
まずは、このリクエストを使って全ての通貨情報を取得してみましょう。仕様にも記載されている通り、currencyにallを指定すると全ての情報を取得します。
リクエストURIは以下になります。
■リクエストURI
1 |
https://api.zaif.jp/api/1/currencies/all |
■結果(抜粋)
情報が多すぎてよく分からないですね。。。でも、情報はしっかりと取れているはずです。
bitcoinの通貨情報
次はサンプルにもある様に、bitcoinの情報だけ取得してみましょう。こちらも仕様を見てみると以下の様に記載されています。
■リクエストURI
1 |
https://api.zaif.jp/api/1/currencies/btc |
■結果
1 |
[{"is_token": false, "token_id": null, "name": "btc", "id": 1}] |
今回はbitcoinだけの情報を取得しました。でもこの情報何に使うの?と思うかもしれませんね。この情報を基にして他のAPIリクエストを作成する事があるので、ここでは、とりあえずbitcoinについての情報が取れた。と思っていただければOKです。
bitcoin-日本円の現在の終値
では現在のbitcoin-日本円の終値を取得してみましょう。この辺りになるとシステムトレードにも直接必要な情報になってきます。
■リクエストURI
1 |
https://api.zaif.jp/api/1/last_price/btc_jpy |
■結果
1 |
{"last_price": 782965.0} |
無事に終値が取得できました。リクエストを投げた時点で、1BTCが78万2965円という事です。
ティッカー情報
もう少し取引に必要な情報としてティッカー情報を取得しましょう。ティッカーというのは株式市場でもよく使われる言葉で、特定の通貨ペアの取引関連情報くらいに思っておけば良いと思います。システムトレードでBOTを作る際には非常によく使う情報が盛り込まれています。
■リクエストURI
1 |
https://api.zaif.jp/api/1/ticker/btc_jpy |
■結果
1 |
{"last": 783600.0, "high": 793000.0, "low": 766005.0, "vwap": 781994.0791, "volume": 10650.9996, "bid": 783510.0, "ask": 783600.0} |
ちなみに、それぞれの値の意味は以下の通りです。
出来高や気配値などシステムトレードには重要な情報ばかりですね!
今回のまとめ
さて、実際にZaifのAPIを使ってみて、結構簡単に色々な情報が取得できるんだな。という気になったのではありませんか?
実際に使い方が分かってしまえば、ZaifのAPIも他の取引所やサービスのAPIも扱いやすいものばかりですよ。
プライベートAPIを使う場合や、先物公開APIの場合も、使い方やデータの並び方はかなり似ているので、今回お伝えした内容を参考にしていただけたらと思います。