フリーランスでPythonの仕事を受注する事に興味があるという方向けの記事となります。Pythonはここ数年では最も(とってもいいくらい)注目を集めている言語で、人工知能や機械学習を行うライブラリを容易に活用する事ができます。
制度・働き方の見直しもあり、これからはフリーランスのエンジニアが働きやすくなると言われている時代でもあるので、フリーランスで、かつ、Pythonの案件の仕事をしたいという考えを明確に持っている方は非常に先鋭的な感覚を持った方ではないかと思います。
そんな訳で、今回はフリーランスとしてPythonエンジニアを目指す方向け(もしくは既にPythonエンジニアの方も)に、Pythonエンジニアの実態についてご紹介します。
また、Pythonの仕事を受注する事ができるおすすめのフリーランス向けエージェントについてご紹介しますので、参考にしていただければと思います。
フリーランスのPythonの仕事
Pythonの仕事には一体どんな案件があるのか?
Pythonの仕事には様々なものがありますが代表的なものを挙げます。
データサイエンティスト
Pythonで利用できるライブラリを活用してデータの解析を行う。マーケティングの分野では過去のデータを元に未来の需要予測などを実施する。
人工知能を活用したシステムの開発
Pythonで利用できる人工知能ライブラリを活用して、システムを開発する。既存のライブラリを活用するマッシュアップ系の業務が多いが、独自の人工知能ライブラリを作る仕事もある
Pythonを活用したWEBアプリケーションの開発
Pythonを使ってWEBアプリの開発を行う。人口知能ライブラリを活用したWEBシステムを開発する事もある。
当然これ以外の仕事もありますし、それぞれの仕事も実際には細分化されますので、詳細はエージェントの案件紹介サービス等で確認をしてみてほしいです。
Pythonの仕事の単価はどの位なのか?
Pythonの仕事の単価はフリーランスの場合、月に50万~70万円くらいとなる事が多いです。ただし、経験年数によって単価は大きく異なります。未経験の状態から初めてPythonエンジニアとして仕事を得た場合と、Pythonエンジニアとして5年仕事を続けた場合とでは当然単価は全然異なります。
未経験から仕事を始めた場合(初年度)は単価は40万円前後となるケースも多く、フリーランスとしては決して単価は高くありません。
しかし、3年程度経験を積むと50万~70万円程度にまで単価相場があがります。
そして5年を超えると80万円以上(場合によっては100万円超え)の相場となります。
やはりフリーランスの場合、経験年数によって単価は大きく異なります。これは他の言語を使用する場合も同じ傾向です。ただ、他の言語と比較してもPythonは高いです。日本国内で見るとPythonのエンジニアが不足している事が大きな理由と言えます。
未経験でもPythonの仕事はできるのか?
一言に未経験と言っても以下の通り大体4種類あると思います。
- フリーランスのエンジニアだけどPythonの仕事は未経験
- エンジニア経験はあるけどフリーランスの仕事は未経験
- 会社員としてPythonのエンジニアをしているけどフリーランスは未経験
- エンジニア自体が未経験
この4種類別にPythonの案件を受注できる可能性をまとめました。
エンジニア経験 | フリーランス経験 | Pythonの経験 | 可能性 |
有 | 有 | 無 | △ |
有 | 無 | 無 | △ |
有 | 無 | 有 | ○ |
無 | 無 | 無 | × |
○・・・全然仕事はある
△・・・条件付きだけど仕事はある
×・・・ちょっと厳しい
フリーランス・企業に勤めるエンジニアに限らず、既にエンジニアとして活躍されている方は希望を出せば案件を受注できた話はよく聞きます。専門的な業務スキルが求められる場合は業務経験も問われる事があります。個人学習でPythonを扱った事があれば、それもポートフォリオとしてアピールした方が良いです。
Pythonの実務経験はあるが、フリーランス経験が無いという方であれば、フリーランスの仕事はたくさん見つかるはずです。現在企業でエンジニアをしているのであれば、フリーランスとして仕事を取れれば単価も一気に上がると思います。
エンジニア経験自体が無いという場合は案件を見つけるのは厳しいかもしれません。まずは、他の言語のエンジニア(インフラエンジニア等でもOK)などで仕事を探すか、プログラミングスクールでPythonを学べば可能性が開けます。
在宅でもPythonの仕事は可能なのか?
常駐と呼ばれる仕事に比べると在宅でできるPythonの仕事は結構減ります。しかしゼロではありません。
フリーランスであれば在宅案件を紹介してくれるエージェントもあるので、どうしても在宅での仕事を希望する場合は一度エージェントに相談してみると良いと思います。
また、在宅だと人工知能等の最先端のライブラリを使う仕事よりもWEBアプリを開発する仕事が現状は多いです。
今後はリモートによるPythonの案件もかなり増えてくると思うので、在宅でも仕事をしておいて損はありません。
副業でもPythonの仕事は可能なのか?
副業でできるPythonの仕事もあります。
フリーランスのエージェントでは副業向けの案件を紹介してくれる所もありますので、そこでPythonの仕事を探すという手があります。ただ、他の言語の仕事に比べるとPythonの仕事はまだ少し少ないです。
また、在宅の場合と同じく、副業だと最先端の技術を使う仕事よりもWEBアプリ開発の仕事が現状は多いです。
エージェントを活用してPythonの仕事を探す
フリーランスのエンジニアとして仕事をするのであれば、フリーランス向けのエージェントを活用するのが効率的で、安定もしていると思います。
※個人で継続的に案件受注できる方を除いて
ここではPythonの仕事を受注可能なおすすめのフリーランスのエージェントについてご紹介をしていきます。
どんなエージェントを活用すると良いか
さて、Pythonエンジニアを目指す場合は、フリーランスのエージェントを活用するのが定番です。
※個人で継続的に仕事を受注できる人はかなり限られています。
ここでは、フリーランスのエンジニア向けのおすすめのエージェントを紹介します。
ギークスジョブ
とにかく案件数が多い国内最大規模のフリーランスのエージェントです。勤務地も関東圏に限らないので、広い範囲で仕事を探す事が可能です。当然、Pythonの仕事もたくさんあるので、迷ったらとりあえず登録しておいて損はないサービスです。
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PE-BANK
フリーランス向けのエージェントとしては老舗で、非常に優れたエンジニアがたくさん登録しています。Pythonエンジニアも数多く在籍しており、様々な仕事があります。契約の仕方が少し独特なので好みは分かれます。
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Midworks
自由度の高い仕事と会社員並みの保障制度が特徴なのがMidworksです。週3の仕事や在宅・副業等の仕事を探したい場合にも活用しがいのあるサービスになります。
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他にも様々なエージェントが存在する
フリーランスのエージェントについてもっと詳しく知りたい!という方はこちらの記事も参考にして下さい。上記のエージェントも含めて様々なエージェントを紹介しています。
エージェント経由で仕事を開始した場合
既にフリーランスのエージェントを活用されている場合は今まで通りの仕事になると思いますが、フリーランス初心者の状態であれば、フリーランスの仕事自体に戸惑う事もあるかもしれません。
フリーランスとしての生き方については、こちらの記事にまとめていますので、良ければ参照してみて下さい。
フリーランスのエンジニアがPythonの仕事をするメリット
ここで改めてフリーランスのエンジニアとしてPythonの仕事を受注するメリットをまとめておきたいと思います。
- GoogleやFacebookなど、世界的な有名企業がPythonを使用したシステムを開発・リリースしている。今後も大規模なシステムで活用される事が想定される。つまり、活躍の場・注目を集める場が増え、自分のポートフォリオとしてもアピールしやすい、
- 人が直観的に興味を持てる分野(人工知能など)で活用される事が多いので、単純に面白い
- 大企業からベンチャー企業まで多くの企業が注目をしている。VCからも注目をされやすいので、企業はPythonを扱えるエンジニアを囲いたがる傾向になる。当然待遇も良い
まとめ
今回はフリーランスとしてPythonのエンジニアについてご紹介しました。
特に今回は以下の様な事を中心にお伝えしました。
- Pythonの仕事内容
- Pythonの仕事の単価
- 未経験でも仕事ができるのか
- 副業・在宅でも仕事ができるのか
- Pythonエンジニアになるためのおすすめのエージェント
人工知能がどんどん身近になる中で、Pythonを扱えるエンジニアへの需要はさらに高まりそうです。非常に将来性のある仕事(もしくはスキル)なので、チャレンジする価値があると思います!