今回は、取引所の一つZaifを使って手動による注文をしてみましょう。
※実際にお金の動く取引をする訳ではなくて、あくまで指値の注文が通るか(画面に表示されたかどうか)を確認するだけです。
注文を出す流れが分かれば、実際の売買もスムーズにできる様になるはずです。
■この記事は以下の方をターゲットにしております
・これから売買を始める上で一度注文操作を知っておきたい
・APIを使うため、手動注文時の画面表示を確認しておきたい
※仮想通貨BOTの運用を視野に入れて
本サイトではシステムトレードについても紹介をしていますが、仮想通貨BOTの運用をする際には、ZaifのAPIでも同じ様に注文を行う事になると思います。手動で注文を出した時も、APIを使って注文命令を出した時も、同じ様に注文が通るはずです。
手動で注文した場合と、APIから注文命令を出した場合で同じ様な動作をするか?これを確認するのも今回の目的です。
コンテンツ
Zaifで注文をしよう
では実際にZaifで注文をしてみましょう。今回は指値の注文を入れてみたいと思います。
とりあえずは、テスト用に5000円だけお金を口座に預けている状態です。注文が通れば、この資産額の表示にも変更があるはずです。(注文が通ると必要な証拠金を押さえられる事になります)
ちなみに、保有資産はZaifの「取引」画面等で確認が可能です。
■保有資産の画面
指値で買い注文
では、実際に買い注文を出してみます。冒頭でもお話した通り、買い注文といってもすぐに購入する成行注文ではなくて、指値の注文を出してみます。
今回はテストなので、ひっかからない様な所に指値を入れて、画面結果だけ確認します。以下がBTC-JPYの注文画面です。必要な項目の入力をして、現物買いの注文を出してみましょう。
■現物買いの画面
指値の設定値を入力する。
指値注文をする場合には最低限以下を入力します。この時点で1BTC-72万円程度だったのですが、今回はかなり低めの65万円の指値を入れてみます。
※あくまで注文の確認です
・1BTCの価格 ⇒ 「650000」を入力
・買いたい量 ⇒ 「0.0010」を入力 ※Zaifの1BTCの最低枚数です。
■現物買いの画面
上記を入力すると、約定代金の部分に650円と表示されます。
この指値が通ると0.001BTCを購入する事になるので、65万円×0.001=650円で購入予定となります。Zaifは少額からでもBTCを購入できるので、お試しにはもってこいかもしれませんね。
「買い注文」をする
以下の手順で買い注文をします
・入力した指値の設定値を確認
・「買い注文」のボタンを押します。
ボタンを押しても、特に画面遷移などはせず、保有資産だけが4350円に減りました。注文に必要な650円が引かれた形になります。この650円は注文用に預ける事になります。
■保有資産
※保有資産が-650円になっている。
注文一覧を確認
さて、実際に設定通りに注文は入っているのでしょうか。「注文一覧」を見てみると未約定注文一覧に先ほどの「指値注文」が入っている事が分かります。
■注文一覧画面
注文を変更してみよう
次は指値の注文内容を変更してみましょう。注文の変更と言ってもZaifでは指値の値自体を変更する事はできない様です。ここで変更ができるのはリミット値(いわゆる逆指値)だけです。
リミット値の変更
注文一覧画面で「リミット変更」のボタンを押します。
以下の様な画面が開き、リミット値を変更できるので、ここでは90万円と入れてみましょう。
■リミット値の変更画面
※その他の注文価格や注文数の変更はできません。もし変更する場合は一度キャンセルしなければならないようですね。
次に「更新」ボタンを押すと、注文一覧画面に戻ります
注文一覧を確認
注文画面に戻ると、リミットが設定されている事が分かります。リミット列に900000JPYと表示される様になりましたね。
■注文一覧画面
もう一度リミット変更してみる
蛇足かもしれませんが、さらにもう一度変更してみましょう。
次はリミット値を950000に設定してみます。
■リミット値の変更画面
以下の通り注文内容を変更できました。
何度でも変更が可能な事が分かります。
■注文一覧画面
注文をキャンセルしてみよう
次は注文をキャンセルします。もしも間違った注文などをしてしまった場合、もしくは相場が想定とはどんどん違った動きをしている場合、すぐにキャンセルをすれば問題ありません。
注文の取消を行う
キャンセルは注文一覧画面から行いますので、注文一覧を開きましょう。
■注文一覧画面
注文一覧画面で「取消」ボタンを押すと、以下の様に注文が取消になります。すごく簡単です。
■注文一覧画面
資産状況を再度確認
注文のキャンセルをした状態で、取引画面の資産状況を確認すると、指値で設定した650円が使用可能な資産として表示されています。
指値の注文を入れたとしても、売買が成立しなければ手数料などもかからない事が分かります。
■取引画面
まとめ
さて、基本的な注文に関する操作を行いました。
ちなみに、売り注文の場合は今回ご紹介した流れと逆の設定をすればOKです。
基本的な操作を覚えたら、実際に売買もしてみましょう。
また、APIでの自動売買を考えている場合は、APIでも同じ様な注文ができるかどうかをまずテストしてみると良いと思います。手数料はかかりませんから^^