今回は国内初の取引所でもあるbitFlyerについてご紹介します。
国内のネームバリュー、ユーザ数は群を抜いているbitFlyerですが、実際のサービス内容はどうでしょうか?
bitFlyerでのトレードや運用を考えているのであれば、しっかりと把握をしておきましょう。
コンテンツ
bitFlyerの概要
取扱通貨:BTC、ETH、BCH、ETC、LTC、MONA、LSK
取引手数料:取引所⇒最低0.01%~0.15%程度(別途スプレッドあり)
最低取引単位:取引所⇒0.001(BTCの場合)、販売所⇒0.00000001(BTCの場合)※販売所は少額から可能!
レバレッジ取引:可能(最大15倍)
備考:取引所、販売所両方の形式がある
bitFlyerの特徴
総合点が高い初心者向けの取引所
bitFlyerは2014年1月に設立された、国内初の仮想通貨取引所です。そのため国内では大きなネームバリューと信頼感があります。手数料や取引通貨ペア、セキュリティなどを見ても総合点が高いです。
※2018年の業務改善命令により新規ユーザの口座開設を停止しており、参加ユーザ数も減っています。(bitFlyerに限った事ではありませんが)
色々とクセのある取引所が多い中で、最初に使うのにはもってこいの取引所だと思います。トレードの基本も勉強できますし、当然上級者になってから使い続ける事も可能です。もしも、口座を変える場合は、自分のトレード手法に合わせて後々変えても良いです。
ネームバリューがあるため外部サービスとの連携が良い
仮想通貨が高騰した2017年頃までは、日本でも最も有名な取引所(世界的にも有名)と言っても良いのではないでしょうか。ニュースなどでも国内取引所の代表として名前が報じられる事がありました。
※今は海外の取引所を使うユーザが増えたり、他の国内取引所の勢いなども出てきています。
仮想通貨の取引に付随する様々なサービス(チャートソフト、APIのライブラリ等)がありますが、bitFlyerであれば大抵対応しています。迷ったらとりあえずbitFlyerにしておいてOKだと思います。
売買手数料が安い
売買手数料が安く、最低0.01%~0.15%程度となっています。また、キャンペーンを実施する事があり、キャンペーン中は手数料を無料にする事もあります。
とはいえ、スプレッド手数料は別途発生しますので、トータルの手数料は平均か、少し安い位でしょうか。
レバレッジ取引が可能
レバレッジ倍率:2倍、3倍、5倍、10倍、15倍から選択可能です。最大レバレッジは他の取引所と比べると普通です。
その他
・2018年前半までの実績では国内ユーザ数一位
・保証会社との提携を行っている
・大手の金融機関から出資を受けている
bitFlyerのサービス内容
bitFlyerの取扱通貨
bitFlyerの取扱通貨と最低取引単位を見てみましょう。
■bitFlyerの取扱通貨と最低取引単位(取引所、販売所で異なります)
ビットコイン(Bitcoin)・・・0.001BTC(取引所)、0.00000001BTC(販売所)
イーサリアム(Ethereum)・・・0.01ETH(取引所)、0.00000001ETH(販売所)
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash)・・・0.00000001BCH(販売所)
イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)・・・0.00000001ETC(販売所)
ライトコイン(Litecoin)・・・0.00000001LTC(販売所)
モナコイン(MONA)・・・0.00000001MONA(販売所)
リスク(Lisk)・・・0.00000001LSK(取引所)
bitFlyerの手数料・費用
取引手数料
取引手数料・・・ BTCの場合、最低0.01%~0.15%程度。アルトコインの場合0.2%程度
スプレッド手数料・・・BTCの場合3~4%前後、アルトコイン5~7%程度 ※ちょっと高め
入出金方法
入金方法
・銀行振込:振り込み手数料がかかる
・クイック入金:324円(コンビニ入金、インターネットバンキングが使用可能)
※但し、住信SBIネット銀行を利用する場合は無料
出金方法
各銀行に出金ができますが、以下の通り取扱い銀行によって手数料が異なります。
・三井住友銀行の場合:216円(3万円未満)、432円(3万円以上)
・三井住友銀行ではない場合:540円(3万円未満)、756円(3万円以上)
取引ツール
PC用ツール:PC用のツールとしては、他の取引所と比べると機能が豊富ではありません。
アプリ:「bitFlyer ウォレット」というアプリがあり、PC用ツールと比べると、こちらは人気があります。チャート等が見やすく操作もしやすいアプリです。PC版よりもこちらに力を入れている印象があります。
レバレッジ取引
レバレッジ取引:2倍、3倍、5倍、10倍、15倍ら選択可能です。
証拠金維持率:50% (強制決済に要注意)
追証:必要(多額の取引は要注意)
ユーザの数
国内初の取引所であり、ネームバリューもあるため、参加ユーザ数は多いです。ただし2018年の業務改善命令があってからは、新規の口座開設を停止しており、マーケットからもユーザが離れている印象があります。
そのため、スリッページや、注文が通らないなどのリスクも考えておかなければなりません。新規の口座開設が復活して、以前と同じ様に活発な取引ができる様になければ実用的な取引所と言えると思います。
セキュリティ
bitFlyerは国内取引所の中でも特にセキュリティが高く、以下の様なセキュリティ対策を行っています。注目される事が多かった取引所ですから、やはりセキュリティには力を入れています。
■技術面のセキュリティ
・強度の高い暗号化技術
・口座開設時の本人確認の厳正化
・2段階認証の導入
■資産管理面のセキュリティ
・コールドウォレットで80%以上のビットコインの資産管理
・大手金融機関からの出資により倒産リスクを開始
・損害保険会社との提携により、万が一の資産流出などへの対応実施
API
APIが使用可能です。
買い・売り注文、注文の確認、キャンセル等、自動売買BOT等を作成するために必要な機能は全て揃っています。
また、ネームバリューが高い事もあり、Pythonを使用するのであれば以下の様な各種ライブラリも対応しています。
・CCXT(対応取引所へ同様の関数を使って注文を発行できる)
・cryptowatch API(対象取引所の過去のマーケットデータを取得できる)
国内取引所の中では、Pythonのライブラリの対応状況は一番良いと感じています。APIを使用したいのであれば、まず最初に口座を開く取引所としては最適です。
まとめ
日本初の仮想通貨取引所だけあって、総合点は高いです。細かい部分をこだわらなければ上級者の方でも使い続けられる取引所になります。
特に、人気のあるアプリや取扱い通貨ペアの多さなどは国内でも指折りかもしれません。
仮想通貨の事はあまり詳しく分からないけど、とりあえず口座を開設してトレードしながら勉強したいな。くらいの感覚の方であれば特にオススメできます。※最初から大金の取引にはご注意を