今回はUnityのTerrainを使用して地形にを植えてみたいと思います。
※正確にはUnityのTerrainツールで作成した地形の上に木のオブジェクトを連続で配置する

この木を植える機能は初めて使った時は「お、すごい!」と思ったのを覚えています。簡単操作で気持ち良く木を植える事ができます。

公式マニュアルでも木を植える方法が紹介されていますので参考にしてみて下さい。
URL:Unity公式マニュアルの木の植え方

またTerrainを使用した基本的な地形の作り方(山や川の作り方)は以前紹介しているので、こちらを参考にして下さい。

Terrainで地形に木を植えてみる

ではさっそく紹介していきます。

まずはTerrainコンポーネントの「Paint Treesアイコン」を選択します。

■「Paint Trees」を選択

さらに下の方の「Edit Trees… >Add Tree」を選択します。
※Edit Trees…は本当はもっと長い名前かも。

■「Edit Trees…」というボタンを選択

■「Add Tree」を選択

すると、Add Treeウィンドウが開きます。

■Add Treeウィンドウ

Tree素材の準備

今のままでは木の素材がありません。

ここでは、Unityの公式マニュアルでも紹介されているアセット「Free SpeedTrees Package」を使用してみます。
※素晴らしいTreeアセットです

アセットストアでダウンロードしましょう。

■「Free SpeedTrees Package」をダウンロード

【参考】SPEEDTREEさんのURL:https://assetstore.unity.com/publishers/9474
※素晴らしいTreeアセットを豊富に販売されているパブリッシャーさんです

ダウンロードしたら、次にインポートします。今回はとりあえず全部インポートしましょう。

インポートをしたら、先程のAdd Treeウィンドウの「Tree Prefab」の右側の丸いボタンをクリックします。

■「Tree Prefab」の右側の丸いボタンをクリック

Select GameObjectに「Free SpeedTrees Package」のアセットが読み込まれました。

アセットの種類が表示されますので、対象にしたいTree素材を選択します。

■素材のTreeを選択

Tree素材を選択すると前の画面(Add Treeウィンドウ)に戻るので「Add」ボタンを押します。

■「Add」ボタンを押下

Terrainコンポーネントの「PaintTrees」ボタンを押すとTree素材が読み込まれている事が分かります。

■Tree素材が読み込まれる

対象のTree素材を選択した状態でSettingsで詳細設定をします(Brush Sizeなど、細かい設定ができる)

Trees素材(木)を植えてみる

この状態でTerrainの地形上にTree素材を配置できます。左クリックを押しながらドラッグをする事で、好きな位置に木を配置できます。

■Tree素材を配置

この操作はちょっと気持ちいいですよね。

ちなみに、ブラシのサイズを変更しても木のサイズが変更される訳ではないです。

木のサイズや密集度などは詳細設定で行う事ができます。

よく使用するパラメータを列挙しておきます。

  • Brush Size ・・・ Treeペイントを行う範囲(大きさ)を設定
  • Tree Density ・・・ Treeの密集度を設定
  • Tree Height ・・・ Treeの高さを設定(Random?を設定するとランダムの値になる)
  • Tree Width ・・・ Treeの幅を設定(Random?を設定するとランダムの値になる)

■パラメータ

パラメータの設定を変更して、1本だけの木や、林、森などを自由自在に作成できます。

■木、林、森を作成(暗くてちょっと見づらいかも…)

草を植える

次はTerrainゲームオブジェクトの地形上に草を植えてみましょう。

先程作成済みの以下の地形の右下辺りに草を植えてみる事にします。

■木、林、森を植えた地形

Terrainコンポーネントの「Paint Details ボタン(Paint Details アイコン?)」をクリックします。

その後、「Edit Details… > Add Grass Texture」を押下します。

■「Edit Details…」を押下

■「Add Grass Texture」を押下

Add Grass Textureウィンドウが開きますので、「Detail Texture」の右側にあるボタンをクリックします。

■Add Grass Textureウィンドウで「Detail Texture」の右側にあるボタンをクリック

Select Texture2Dウィンドウが開きますので、対象となる草のTextureを選択します。

■草のTextureを選択

対象となる草のTextureを選択したら、Add Grass Textureウィンドウで「Add」をクリックします。

■Add Grass Textureウィンドウで「Add」をクリック

Detailsに草のTextureが読み込まれました。

■Detailsに草のTextureが読み込まれる

Terrainゲームオブジェクトで先ほどの地形の右下に草を植えてみました。

■地形の右下に草を植えている

ちょっと小さいですが、右下に草が生えているのが分かるでしょうか。

これでとりあえず、無事に草も植える事ができました。

まとめ

今回はUnityのTerrainを使って、地形上に木や草を植えてみました。

やってみた事を振り返ります。

この記事のまとめ

  • 「Paint Trees」の機能を使って地形に木を植えてみた
  • 「Paint Details」の機能を使って地形に草を植えてみた
  • 木や草の素材は、アセットを使用した

今回紹介した方法で地形に自由に木や草を植えられる様になると、地形のクオリティが一気にあがります!それに木や草を植えるだけですごく楽しい作業になります。

Terrainを使って思い通りの地形を作成してみましょう!