Unityで使えるProBuilderは簡単に3Dモデリングができるツールになります。
Unity上ですぐに使用したいローポリのシンプルなオブジェクトを作成する場合は、Blender等のモデリングツールよりもProbuilderを使った方が早いかもしれません。
今回はそのProBuilderのインストール&超基本的な使い方をご紹介します。さらに、ProBuilderを使う場合は、ProGridsというツールの使い方も知っておくと超便利で作業効率が一気に向上します!こちらも併せて紹介していきます。
- ProBuilderやProGridsのインストール方法が知りたい
- ProBuilderの基本的な使い方が知りたい
- Unity上で簡単に3Dモデリングをしてみたい
コンテンツ
ProBuilderをインストール
UnityでProBuilderをインストールしましょう。
Unityエディタのツールバー > Window >Package Manager を選択します。
Package Managerから以下の手順でProBuilderのインストールを実行します。
- Package Managerの検索欄で「probuilder」と検索(以下画面の右上)
- Package ManagerにProBuilderが表示されるので選択(以下画面の左上)
- installをクリック(以下画面の右下)
※installが完了すると「install」ボタンが以下の様な表示になります。(Removeが表示される)
ProGridsをインストール
次にProGridsをインストールしていきます。
同じくPackage Managerを使用して以下の手順でインストールできます。
- Package Managerの「Advanced」を選択します。
- 「Show preview packages」を選択します。
以下の様なメッセージが表示されたら「Yes」を選択します。
ここから先はprobuilderの場合と同じく、以下の手順でインストールできます。
- Package Managerの検索欄で「ProGrids」と検索(以下画面の右上)
- Package ManagerにProGridsが表示されるので選択(以下画面の左上)
- installをクリック(以下画面の右下)
※probuilderの場合と同じく、installが完了すると以下の様な表示になります。
ProBuilderを使う
Unityエディタのツールバー > Tools > ProBuilder > ProBuilder Window を選択します。
■ProBuilder > ProBuilder Windowを選択
以下の様にProBuilder Windowが表示されます。
この表示方法だと最初は少し分かりにくいので、表示方法を変更します。
ProBuilder Windowの右上くらいにある縦に・が並んだボタンを選択 > Use Icon Mode を選択します。
ProBuilder Windowの表示が「Use Icon Mode」になりました。人によっては「Text」よりも「Icon」の方が操作方法がよく分かります。
ProBuilderでモデリングをしてみる(Shapeしてみる)
実際にProBuilderを使ってモデリングをしてみましょう。
Altを押しながら「New Shape Tool」を選択します。
※Altを押さずに選択すると、前回作成したオブジェクトと同様のオブジェクトが作成されます。
そうすると、Shape Toolで様々な形状のオブジェクトの設定ができる様になります。
■Shape Toolでオブジェクトの設定ができる(以下はCube)
Shape Toolで作成できるのは上記の立方体「Cube」以外にもいくつかあります。
使い勝手が良さそうなものや気になったものをいくつか紹介しておきます。
先程のCubeのオブジェクトに戻ります。
このオブジェクトを操作してモデリングしてみましょう。
Sceneビューの上の方に以下の様なアイコンが表示されています。
これはモデリング時の「選択モード」を指定するためのアイコンです。
選択モードで指定できるのは左から、
- オブジェクト選択
- 頂点選択
- 辺選択
- 面選択
になります。
Blender等のモデリングツールを使用している場合はイメージが付くと思いますが、先ほどのCubeで実際にどの様に使用するのかを見てみましょう。
選択モードを切り替えながら基本的なモデリングを行う事になります。
ProGridsを使う
次にProGridsを使用しましょう。
Unityエディタのツールバー > Tools > ProGrids > ProGrids Window を選択
Sceneビュー上に以下(左)の様なウィンドウ(ProGrids Window)が表示される様になります。
一番上(1と表示されたボタン)のボタンでSnapSettingsの画面(以下右)が開きますが、最初はデフォルト設定のままでOKです。
ProGridsを設定した状態でProBuilderを操作してみましょう。
ProGridsのおかげでsnap値が設定され、snap単位のモデリングが可能になります。
※等間隔で大きくしたり、移動したりできるので、オブジェクトを整理しやすくなります。
ProGridsを設定した状態で、Cubeの大きさを変更してみました。
■ProGridsを設定した状態でProBuilderを操作
これを繰り返して、とりあえず2階建ての家を作ってみました。
このくらいのモデリングなら誰でもすぐにできてしまいます。
マテリアルで色付けしてみる
次はモデリングしたオブジェクトにマテリアルで色を付けてみましょう。
※色を塗るのとはちょっと違うので色を付けてみるという表現をしています。
以下の操作でマテリアルを選択します。
Projectビュー >Create > Material
作成したマテリアルを選択すると、Inspectorウィンドウで詳細設定できます。
InspectorウィンドウのAlbedoで色の変更ができます。
先程モデリングした家にマテリアルを付けて(色付け)してみました。
この辺はUnityの基本操作を知っている方なら簡単ですね。
まとめ
今回はProBuilderとProGridsのインストール方法や基本的な操作方法を紹介しました。
- ProBuilderのインストールをしてみた
- ProGridsをインストールしてみた
- ProBuilderでオブジェクトをモデリングしてみた
- ProBuilderで作成したオブジェクトにマテリアルを付与してみた
Unityのプリミティブオブジェクトだけでは作れるものが限られるなぁ~という場合は、ぜひProBuilderで色々なオブジェクトを作ってみてほしいです。
ProBuilderを使いこなせる様になると作れるゲームの幅が一気に広がると思います。