今回はUnityで配置したオブジェクトの操作方法イベントの付け方(コンポーネント等)を紹介したいと思います。

これまでにもUnityで開発を行う基本的な流れを紹介していますが、オブジェクトを自在に操作できる様になると、自分が頭の中でイメージした世界を作りこむ事ができる様になります。いよいよ本格的なゲーム開発に入っていく事ができます。

オブジェクトの操作は自分で家やキャラクターを作るシュミレーションゲームの様に進められるので非常に楽しいですよ!

この記事は以下の様な方を対象にまとめています。

  • Unityのオブジェクトを自在に操作したい
  • Unityの操作ツールの使い方を詳しく知りたい

リーベルリーベル

操作ツールの使いこなし方を覚えておけばオブジェクトを自在に操作できる様になります。
Unityではオブジェクトの操作は必須になりますので、ここでしっかりと覚えておきましょう。

関連記事(開発の基本的な流れ)

Unityのオブジェクト操作の仕方

ではさっそくUnityのオブジェクト操作をしてみましょう。

Unityでは「操作ツール」を使って、オブジェクト操作する方法が基本となりますので、その方法を中心にご紹介します。

以下のcubeオブジェクトを操作してみましょう。

操作ツールを見てみよう

Unityの開発画面左上にある「操作ツール」を見てみて下さい。

このメニューを使ってオブジェクトを操作する事が可能になります。

■操作ツール

ハンドツール

操作ツールの中にあるハンドツールをクリックします。

■ハンドツール

オブジェクトの移動

ハンドツールを選択した状態でSceneビューの画面をドラッグ操作してみて下さい。

画面上の視点が変わる事が分かると思います。

■Sceneビューをドラッグ

拡大縮小

ハンドツールを選択した状態でマウスホイールを動かすとSceneビューの拡大縮小をする事ができます。

■Sceneビューの拡大縮小

アイツール

以下のいずれかの操作でハンドツールがアイツールに切り替わります。

  • キーボードの「Alt」を押す
  • マウスの右クリックを押す

■アイツール

アイツールを選択⇒オブジェクトを選択した状態でSceneビューの画面をドラッグ操作すると、オブジェクトを中心として画面上の視点が変わります。

■アイツールで画面をドラッグ

移動ツール

操作ツールの中にある移動ツールをクリックします。移動ツールを使うとオブジェクトを動かせる様になります。

■移動ツール

矢印を選択して移動

移動ツールを選択した状態で、動かしたいオブジェクトを選択すると、3本の矢印が表示されます。

■オブジェクトに3本の矢印が表される

この矢印をクリックして操作する事で、それぞれX軸、Y軸、Z軸方向への移動が可能になります。

  • 赤色の矢印:X軸方向に移動
  • 緑色の矢印:Y軸方向に移動
  • 青色の矢印:Z軸方向に移動

いずれかの矢印をクリックすると、選択中の矢印が黄色に表示されます。矢印を選択した状態でドラッグをすると移動ができる様になります。

赤色の矢印をクリックしてドラッグ(X軸方向に移動)

緑色の矢印をクリックしてドラッグ(Y軸方向に移動)

青色の矢印をクリックしてドラッグ(Z軸方向に移動)

中心の四角い部分を選択して移動

上述した矢印を操作する方法とは別で、オブジェクトの中心に表示される四角い部分を操作する事でも移動ができます。

■オブジェクトの中心に表示される四角い部分

この四角い部分をクリックしてドラッグ操作する事で、それぞれY軸+Z軸、X軸+Z軸、X軸+Y軸方向への移動が可能になります。

  • 赤色の四角い部分:Y軸+Z軸方向に移動
  • 緑色の四角い部分:X軸+Z軸方向に移動
  • 青色の四角い部分:X軸+Y軸方向に移動

赤色の四角部分クリックしてドラッグ(Y軸+Z軸方向に移動)

緑色の四角部分クリックしてドラッグ(X軸+Z軸方向に移動)

青色の四角部分クリックしてドラッグ(X軸+Y軸方向に移動)

回転ツール

操作ツールにある回転ツールをクリックします。回転ツールを使うとオブジェクトを回転させられる様になります。

■回転ツール

回転ツールを選択した状態で、回転させたいオブジェクトを選択すると、3本の(回転用の)線が表示されます。

■オブジェクトに3本の(回転用の)線が表される

この線をクリックしてドラッグ操作する事で、それぞれX軸、Y軸、Z軸を中心に回転が可能になります。

  • 赤色の線:X軸を中心に回転
  • 緑色の線:Y軸を中心に回転
  • 青色の線:Z軸を中心に回転

赤色の線をクリックしてドラッグ(X軸を中心に回転)

緑色の線をクリックしてドラッグ(Y軸を中心に回転)

青色の線をクリックしてドラッグ(Z軸を中心に回転)

拡大・縮小ツール

操作ツールにある拡大・縮小ツールをクリックします。拡大・縮小ツールを使うとオブジェクトを拡大・縮小できる様になります。

■拡大・縮小ツール

拡大・縮小ツールを選択した状態で、拡大・縮小させたいオブジェクトを選択すると、ここでも3本の線が表示されます。
※この3本の線の頭には四角い立方体が付いています。

■オブジェクトに3本の線が表される

この線をクリックしてドラッグ操作する事で、それぞれX軸、Y軸、Z軸方向に拡大・縮小が可能になります。

  • 赤色の線:X軸方向に拡大・縮小
  • 緑色の線:Y軸方向に拡大・縮小
  • 青色の線:Z軸方向に拡大・縮小

赤色の線をクリックしてドラッグ(X軸方向に拡大・縮小)

緑色の線をクリックしてドラッグ(Y軸方向に拡大・縮小)

青色の線をクリックしてドラッグ(Z軸方向に拡大・縮小)

Rect(レクト)ツール

操作ツールにあるRect(レクト)ツールをクリックします。Rect(レクト)ツールを使うとオブジェクトの移動、拡大・縮小、回転を一気に行う事ができます。

オブジェクト上に青いマル印と中心点が表示されるため、これらを操作すると移動、拡大・縮小、回転ができます。これは実際に操作をしてみないと伝わりにくい部分なのですが、ここでは使用例をいくつか紹介します。

■Rect(レクト)ツールの使用例1

■Rect(レクト)ツールの使用例2

■Rect(レクト)ツールの使用例3

■Rect(レクト)ツールの使用例4

移動、拡大・縮小、回転ツール(正式名称確認中)

操作ツールにある一番右のツールボタンをクリックします。このツールもオブジェクトの移動、拡大・縮小、回転を一気に行う事ができます。

操作方法は移動、拡大・縮小、回転のそれぞれのツールと同じなので、そちらを参考にしていただくとよく分かると思います。

■オブジェクトに3本の線が表される

それぞれの線を操作すると移動、拡大・縮小、回転ができます。

■移動、拡大・縮小、回転ツールの使用例

まとめ

今回はUnityの操作ツールを使って、オブジェクトの移動、拡大・縮小、回転等々の操作を行いました。どの操作も慣れないうちは大変なのですが、一度操作方法が分かれば簡単です。

また、今回はcubeのオブジェクトを使用しましたが、その他のオブジェクトを操作する際も基本的な操作方法は同じになります。オブジェクトを自在に操作して、自分が本当に作りたい世界観を構築していきましょう。

細かい部分までこだわって作ると、ゲームの世界観により深みが出てきます。