今回はUnityの有料アセットを使用して建物の内装「オフィスの部屋」を作ってみます。

作成する内容としては結構シンプルなので、そんなに難しくは無いです。
※どちらかと言うとアセットとして用意されたオブジェクトを上手に配置するといい感じにステージのクオリティがUPする!という事を確認する内容になります。

ステージを作りながら気づいた作業のコツなどをまとめておきたいと思います。

事前準備・環境設定等

事前準備(Unityの環境設定、アセット情報)を簡単に紹介します。

Unityの環境設定

Unityのバージョン:2019.4

使用するテンプレート:3D

使用するアセットの情報

今回はSyntyのOfficeのアセットを中心に使用して作成をしていきます。

Synty Store「POLYGON – Office」

3Dステージ「オフィスの部屋」を作ってみる

ではオフィスの部屋を作ってみます。

作成する手順は以下の通り

  1. 床を配置する
  2. 壁を配置する
  3. 部屋に各種オブジェクトを配置する

では実際の流れを見ていきましょう

タイル状の床を配置

まずは部屋の床を作成します。

床の作成方法は色々とあるのですが、今回はSyntyのアセットの中から床っぽいものを使用してみます。

※Projectウィンドウで対象のアセットをダブルクリックすると、Sceneビューでアセットの内容を確認できます。

■床のアセットを使用する

以下の事を意識しながら、床のオブジェクトを並べていきます。

  • 最初に配置する床のPosition座標を全て0にする事でオブジェクトの配置が整えやすい
  • ギズモメニューで真上から確認する事で、タイルのずれなどを確認しやすい

■真上から確認する、Position座標はX,Y,Z全て0にする

床のアセットを並べて部屋全体の床を作成しました。

■部屋の床を作成

部屋の壁を作成

次に部屋の壁を作成しましょう。

試行錯誤しながら壁を配置

壁についてもSyntyのアセットを使用しても良いですし、単色であればプリミティブでCube等を使用して作成しても良いと思います。

シンプルな形の建物(特に内装)は、プリミティブだけでも十分に作れそうですね。少し凝った形にしたい場合はProBuilderを使用するのもオススメです。

一旦Cubeオブジェクトを使用して作成してみます。

■Cubeオブジェクトで壁を作成

さらに4隅に柱を付けてみます。。柱を付けると一気に建物の雰囲気がでます。単なる壁だけだと、ポリゴンで作った感満載になってしまいます。

■4隅に柱を付ける

窓やドアを配置(壁の再作成)

さらに、窓やドアも配置してみます。

ここで、Cubeオブジェクトのままだと壁の形を変更しなければならない事に気づきました。

おそらく、Syntyのアセットの中に窓やドアの配置に対応したものもあると思うので、やはりアセットを使用して壁を作成する事を検討します。

色々なアセットを探してみると、窓やドアが収まりそうな壁アセットがあったので、アセットの壁を使用する事にします。

■窓を付ける

アセットから窓のオブジェクトを付けてみます。窓のオブジェクトは壁などに比べると若干複雑になるので、アセットがあると助かります。

■ドアを付ける

部屋にドアを付けてみます。ドアを動かす様なギミックなども付けたいのですが、それはまた別の記事で紹介したいと思います。

■窓やドアを設置

両脇の壁はまだCubeのものになっていますが、こちらも後程Syntyのアセットに差し替えます。

オブジェクトを配置

単なる四角い部屋だと寂しいので、部屋の中に家具などの色々なオブジェクトを配置してみます。それっぽくオブジェクトを配置できると、ちゃんとした部屋っぽく見えます。

ここではSyntyのアセットが大活躍します。

今回は以下の様なものを配置してみました。

  • 椅子
  • 観葉植物
  • ホワイトボード

等々。

ちなみに、家具等のオブジェクトはなるべく部屋の形に沿う様に作り、その他のオブジェクトはあえて雑な配置をした方がリアリティが出ます。
※この辺はもっと勉強が必要ですね。。。

■家具などの色々なオブジェクトを配置

※壁はSyntyアセットのものに全て差替えました。

部屋の中の色々な箇所をズームして確認してみましょう。

各オブジェクトがよくできているので、ちゃんとした部屋っぽくなったのではないでしょうか?

■部屋の中をズームしてみる

3Dステージ「オフィスの部屋」を歩いてみる

では、3Dのステージを実際に歩いてみましょう。

■オフィスの部屋を歩いてみる

床のオブジェクトにつっかえて、プレイヤーキャラクターがジャンプしていますよね。

オブジェクトには元々コライダーが付与されているので、設置するだけで当たり判定を付与している事が分かります。

まとめ

今回はUnityの有料アセット(Synty Studio製)を使用して、3Dステージ「オフィスの部屋の中」を作成してみました。

今回実践してみて分かった事は以下の通りです。

  • 移動コマンドを使用すると部屋の中を移動した時のイメージができる(一人称視点のプレイヤーを配置するのもアリ)
  • 壁を配置するだけなら簡単だけど、ドアや窓を付ける場合は一手間必要
    ※ドアを設置するためのスペースを用意しなければならない。
  • アセットのオブジェクトはステージ上に設置した時点でコライダーなどが設定されているので、設置しただけでもすぐに活用しやすい!

3Dステージの作成も久々なので、まだまだクオリティは低いかもしれませんが、、、。

色々なステージを作りながら、もっとかっこいいオフィスを作れる様になりたいですね。