Pythonを習得したいという二ーズは年々高くなっています。
Pythonは人口知能(AI)や機械学習を活用できる強力なライブラリを活用する事ができるので、最先端の技術を扱いたいエンジニアにとっては非常に魅力的です。社会全体としてもデータサイエンティストやAIを扱えるエンジニアへの需要は高まっており、Pythonエンジニアの平均収入も多くの他言語に比べて高いです。
しかし、日本ではPythonを扱えるまだ技術者が少ないのが現状。。。
そんな中、既にエンジニアの方も、エンジニアでない方もしっかりとPythonを学ぶ場所としてプログラミングスクールを選択するという人もかなり増えてきています。プログラミングスクールでは独学では難しい部分をしっかりと習得する事ができ、実践レベルでPythonを使用した開発スキルを学ぶ事ができます。それに、AI・機械学習・仮想通貨などの実践的知識を身に着ける事も可能です。
今回はPythonを学ぶ事ができるおすすめのプログラミングスクールについて解説したいと思います。
Pythonを身に付ける事ができれば、様々なプロジェクトから求められる人材になれる可能性が高いです。
個人で仕事を取れる可能性も高くなりますよ。私自身もPythonを扱う様になってから仕事の依頼がかなり増えました。
※ちなみに、これって人工知能使う必要あるのかな?という依頼も中にはあります。でも人工知能を活用したシステムというだけでマーケティング的にもパワーがあるのだそうです(O_O)
コンテンツ
Pythonとは?
まずはPythonという言語についてご紹介します。
Pythonはオランダ出身のプログラマーであるグイド・ヴァンロッサムさんが1991年に開発した言語です(最初は趣味で開発を始めたらしいです、すごい)。なるべく少ない量のコーディングが可能で、可読性の高いソースコードとなる様に意識して作られたとか。
多くのエンジニアに支持される言語ではありますが、Python単体でできる事は実は他の言語と大きくは変わりません。ただ、Pythonからは非常に強力な人工知能・深層学習(ディープラーニング)のライブラリを活用する事が可能です。この点が非常に大きな魅力です(特に今の時代は)。
人工知能・深層学習のライブラリ作成には専門的な数学の知識等が必要になります。スッキリとしていて可読性が高いソースコードは数学者や研究者に非常に好まれたため、これらのライブラリがPython専用(現在は他の言語から使えるものもある)に作られたとも言われています。そのため、1991年というわりと昔に作られた言語であるにも関わらず、2010年代に入り、人工知能・深層学習への注目が高まるに従い、Pythonも注目される事になりました。
またPythonは大きなバージョンアップをしており、Ver.2とVer.3ではコード仕様に大きな違いがあります。これから学ぶのであれば最新のVer.3を基本としたバージョンを学ぶ方がベターです。
現在はPythonを使えるというのはエンジニアにとっての大きな強みと言えます。まだ日本ではPythonを完全に使いこなせるエンジニアは少ないですが、人工知能・深層学習に関連するシステムが作られる以上は、Pythonを扱えるエンジニアへのニーズはどんどん高まると思います。
Pythonという言語の特徴
Pythonの特徴は以下の様な点になると思います。
- ソースコードの可読性が高く、人間が読みやすい言語
- プログラミング初心者でも習得がしやすい言語
- 人工知能・深層学習に関するライブラリが豊富←特に重要
特に最後に挙げた人工知能・深層学習に関するライブラリは、現在最先端のシステム開発の現場でも活用されています。これらの業務に携わりたいエンジニアにとっては必須の言語スキルと言えるかもしれません。
Pythonエンジニアの年収
現在、Pythonを業務で扱うエンジニアの平均年収は約600万円と言われます。これは他の言語を扱うエンジニアと比較して非常に高いです。ちなみに、エンジニア向けの求人サイト「みんなのスタンバイ」では、2016年に平均年収ランキングで堂々1位となりました。
先にお伝えした通り、(特に日本では)Pythonエンジニアが足りていないにも関わらず、人工知能を活用したシステムへの需要は年々高まっている事が平均年収が高い大きな要因となります。転職エージェントの求人やフリーランス向けのエージェントの案件紹介を見ても、400万円~800万円程度の年収の仕事が非常に多いです。Pythonのスキルを身に付けたら、転職や独立を視野に入れても良いかもしれません。
Pythonエンジニアの年収についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので参考にして下さい。
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Pythonをプログラミングスクールで学ぶ理由
スクールに通ってPythonを学ぶ理由は、以下の様なものになると思います。
- Pythonに関する詳細情報が載った書籍・サイトが日本では少ないため、スクールで学ぶ
- Pythonの人口知能・深層学習ライブラリに関する情報が少ないため、スクールで徹底的に学ぶ
- スクールでは様々なライブラリの使い方を実践的に学ぶ事ができる
- 業務の中でのPythonの活かし方を学ぶ事ができる
- Pythonを扱う仕事の情報を収集する事ができる、時には仕事の斡旋をしてくれる事もある
求める技術や、基礎スキルによりますが、初心者の状態でから独学でPythonの勉強を進めるのは現状は難しいかもしれません。現に多くの方がPythonの勉強をしては挫折を繰り返しています。
プログラミングスクールでは、プログラミング初心者からでもPythonをしっかりと使いこなせるまでを徹底的にフォローしてくれます。
プログラミングスクールの選び方
Pythonを学ぶためにスクールに通う場合、どの様なポイントを軸に選べば良いのでしょうか?
スクール選択する際は以下の点を基準にすると間違いが少ないです。
- Pythonの講義の質は高いか?
- スクールの講師の質は高いか?
- 転職を希望している場合、スクールに転職サポートがあるか?
- 学習形式はオンライン型か?もしくは通学型か?それは自分のスタイルに合ったものであるか?
- スクールの受講料金は相場と比較して妥当か
また、大抵のスクールは無料の体験授業を実施していますので、急に入会するのではなくて、まずは体験授業を受けてみる事をオススメします。
具体的な選択基準については、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
プログラミングスクールの形態はどんどん多様化しており、プログラミングを学びたい各個人のニーズにマッチしたサービスが続々登場しています。 昔は通学時間も作らなければならないし、お金もかかる、というのがスクールの定番でした。 …
さて、上記に挙げた基準を元にして、良質なスクールをここから紹介していきます。
※最近はオンラインのスクールが非常に良質なものが多いので、今時点でおすすめのスクールは基本的にオンライン講義を中心としたスクールとなりました。
Pythonを学べるおすすめスクールを紹介
Pythonを学ぶためのおすすめスクールを紹介します。
ここでは講義の質・学びやすさ・料金などを総合的に判断しておすすめできるスクールをまとめました。
特に初心者にも内容が分かる様なスクールを厳選しています。仮に既にエンジニアの方であっても、新しい言語を体系的に学ぶ場合は初歩的なレベルから身に付けた方が良いと思いますので。(やはり基本をしっかり押さえているとスキルがしっかりと身に付きます)
オフラインの通学型・オンライン型など色々な形式のスクールがあるので自分に合ったスクールを選択する参考になると思います。どのスクールも無料の体験レッスンがありますので、入会検討の際は無料体験を受講する事をオススメします。※人気のスクールは早めに予約が埋まってしまうので要注意
TECH ACADEMY(テックアカデミー)
プログラミングスクールとしては「超」が付く程有名なTECH ACADEMY(テックアカデミー)。様々なスキルを学べるコースがありますが、当然Pythonのコースも存在します。有名なスクールなので信頼感があり、オンラインで学べるスクールであるため、社会人の方や地方在住の方にも人気があります。
テックアカデミーでPythonを学べるのは「Python・機械学習コース」になります。Python・機械学習コースには以下の様な特徴があります。
- Pythonを使って機械学習をじっくり学べる!
- 自分のペースに合わせて(最短4週間で)の受講が可能
- 現役エンジニアが講師を務める
- パーソナルメンターがビデオチャットで週2階のメンタリングを実施(色々な質問をぶつけられます)
- 毎日チャットで質問が可能(15時~23時)※パーソナルメンターではありません
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CodeCamp(コードキャンプ)
こちらも有名スクールのCodeCamp(コードキャンプ)です。オンラインでのマンツーマン授業が特徴で、一部上場企業が運営するスクールでもあるため、非常に信頼も集めています。テックアカデミーとよく比較をされるスクールですが、最終的には好みで選択する方が多いです。
コードキャンプでPythonを学べるのは「Pythonデータサイエンスコース」になります。Pythonデータサイエンスコースには以下の様な特徴があります。
- オンラインのマンツーマン講義がある
- 現役のエンジニアが講師を務める
- 未経験者でもしっかりとPythonを理解できる所まで丁寧な講義がある
- データの分析・解析について実践的なスキルを身に付ける事ができる
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TECH::CAMP(テックキャンプ)
TECH::CAMP(テックキャンプ)はオンライン受講も通学受講も可能なハイブリットなスクールです。同額の料金で複数のカリキュラムを受講する事ができるのでPythonの他にも学びたいスキルがある場合には、ぜひ検討したいスクールです。
テックキャンプでPythonを学べるのは「AI入門コース」になります。AI入門コースには以下の様な特徴があります。
- 人工知能開発のスキルを学べる
- Pythonの実践的なスキルが身に付く
- Python以外の技術(WEB、デザイン)についても学習が可能
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Pythonを学ぶためにスクールに通った人の声
私の友人が定期的に開催している人工知能のワークショップがあるのですが、そこには述べ数十人のPythonエンジニアが参加しています。
※本業はエンジニアではない方もいます。
私もワークショップには何度か参加をしていますが、人工知能の技術や、PythonによるWEBアプリ作成のスキルを身に付ける事ができて非常に刺激にもなります。そのワークショップの参加者の中には、元々スクールでPythonを学んだ方もいます。今回はその中から何人かに話を聞く事ができました。内容を簡潔にしてはいますが、その方達の声をまとめました。
どの様な考え・きっかけでスクールに通い出したのかなどを参考にしてみて下さい。
■データサイエンティストの T.Kさん
私は元々SI企業にいましたが、できれば人工知能に関わる会社に転職をしたいと考えてました。そこではPythonを学ぶチャンスはありませんでした。独学で勉強もしましたが、情報が少なくて1度断念しているんですよ。ある時、Pythonについて学べるスクールがあると知って、スクールの体験授業を受講したところ、既にエンジニアとして活躍している人もPythonの勉強のためにスクールに通っているという話も聞き、ならばと私も通う事にしたんです。
スクール卒業後、転職活動の末にデータサイエンティストとして人工知能を扱う仕事が見つかりました。仕事も自分に合っていると思いますし、収入も上がったので、あの時思い切ってスクールに通って良かったな~と思ってます。
■人口知能のプロジェクトに参画している S.Yさん
私の会社では、社内公募でAIプロジェクトのメンバーを募集していました。以前から興味があったので応募してみたいと思いました。しかし、独学でもいいのでPythonの勉強・開発経験ある人を希望とありました。私はPythonの経験は無かったのですが、どうしてもそのプロジェクトに参加したく、スクールに通う事にしました。
スクールに通う事でPMに想いも伝わり、希望通りに参加が決まりました。実務の中でもスクールで学んだ事が役に立っているので良い自己投資だったと振り返っています。
■個人開発をしている T.Tさん
私はシステムエンジニアではありませんが、個人でもアプリなどを開発したいと思ってPythonの勉強を始めました。でも、自分ひとりでは全然勉強もできなかったので、スクールに通い始めました。当時はプログラミングについても全然分からなかったので、人気言語のPythonが学べるコースを選択しました。
PythonはAIのライブラリを使ったり、アプリを開発する事ができるもんで、すごく楽しんでますね。本業では開発の仕事をしていませんが、システムエンジニアへの転職も検討中です。
やはり人工知能やデータサイエンティストの職種に付きたいという考えの上で、プログラミングスクールに通っていますね。明確な目的を持った方は既にエンジニアとして活躍されている方であっても、スクールで新たな言語習得を行っています。また、個人開発をしている方はエンジニアでなくともスクールでPythonを学ぶという方もいましたね。
まとめ
今回はPythonを学ぶ事ができるオススメのプログラミングスクールについて紹介をしました。
文中でも紹介をした通り、既にエンジニアとして仕事をしている方も、エンジニアでない方もPythonを学ぶためにスクールに通っている方はたくさんいます。
今回紹介した通り、現時点でおすすめできるスクールは以下となります。
- TECH ACADEMY(テックアカデミー)
- CodeCamp(コードキャンプ)
- TECH::CAMP(テックキャンプ)
スクール毎に特徴などがありますので、自分になったスクールを選択しましょう。
今も今後も注目を集め続けるであろう言語ですから、時間が少しでも取れるうちにしっかりとスキルを身に付けておくと良いと思います。