ProBuilderの使い方を覚えたいのであればUnityの公式動画を参考にするのがオススメです。
なかなか動画でProBuilderの使い方を紹介しているものは少ないので、貴重です。
この公式動画ではUnityの池和田さんが紹介してくれています。
※デザイン関係の動画でよく出てくる方で、何でも作っちゃう方です。すごい!
■Unity公式のProBuilder使い方動画
この動画ではProBuilderの色々な機能が紹介されてますので、本当に参考になります。
今回はこの動画でも紹介されているタル作成をちょっとアレンジしながら実践してみたいと思います!
動画だと池和田さんがサクサクと作ってますが、いざ実践してみると、やはり躓く所がいくつかありました。。。あえて、つまづく所も紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
今回の記事を通して、ProBuilderの以下の様な機能・操作を覚える事ができると思います。
- Bevel(面取りをする)
- Select Edge Loop(辺を1周選択)
- Vertex Colors Editor(オブジェクトの色の変更)
- Select Face Ring(面を1周選択)
- Select Face Loop(面を1周選択)※Select Face Ringとの違いが若干謎…
- Extrude Faces(面の押し出し)
コンテンツ
Unityの公式動画を参考にタルを作成してみる
ではさっそくUnityの公式動画を参考にしてProBuilderでタルを作成してみましょう。
動画を見ながらぜひ作ってみて下さい。
※ちなみに、Unityの回し者ではありません。。。本当に分かりやすい動画なのでオススメしております^^;
オブジェクトの準備
Cylinderを準備します。
辺選択モードを選択します。
辺選択がしやすい様に「Shading Mode」を「Wireframe」に切り替えます。
Cylinderの上のふち部分の辺を選択します。
Bevelで面取りする
面取りをしましょう。「Bevel」を選択します。
※altを押しながらクリックでOptionsを開き、Distance(Bevel Edgeの値)の設定可能。
「Bevel」を指定すると以下の様な形になります。しっかりと面取りできました。
ちなみに、一周ぐるりと選択する場合は「Select Edge Loop」を使うと便利です。
これで1周分の辺を選択できます。下側の辺選択はこれを使用してみましょう。
で、上下両方に「Bevel」を設定すると以下の様な形になります。
上下のふち周りの部分が面取りされている事が分かりますか?
オブジェクトへのLoop(辺)の挿入
次はLoop(辺)を挿入してみます。「Insert Edge Loop」を選択します。
以下の様に「Loop」を挿入して、真ん中に辺を挿入できました。
次にこの辺を選択したままで、辺の位置を上に移動します。
そのまま勢いで移動すると、、、移動し過ぎてしまいます。
ここで、ProGridsを活用しましょう。ProGridsの一番上を選択してSnapValueに「0.1」を指定しておきます。
これで、0.1刻みで移動が可能になります。
Gridsを0.1刻みで移動できる様になったので、次は綺麗にLoop(辺)を移動できました。便利なツールです。
もう一つLoop(辺)を追加して、同様に下の部分に移動します。
オブジェクトの色の変更
次はオブジェクトの色を変更してみましょう。
※各面に色を設定してくと後々の作業も実は楽になるんです。
色を変更する時は「Vertex Colors Editor」を選択します。
色を指定したい面などを選択し、好きな色を選択して「Apply」を押すと色が適用されます。
自分が用意したMaterialを使用したい場合は、Material Editorを使用して適用する事もできます。
オブジェクト全体を指定して、色を変更してみました。
次に面選択モードに切り替えます。
色を変更したい部分だけを選択したいので「Select Face Ring」を選択します。
ところが、いざ色を変更したい部分(上下のあるLoop面)を選択して「Select Face Ring」を選択したら、以下の様な選択になってしまいました。
ちょっとやり方が間違っているぽいです。。。まだ操作方法の理解が甘いですね。。。
「Select Face Loop」を使用したら綺麗に選択ができました。
面の押し出し
次に面の押し出しをやってみます。
押し出しは3Dのモデリングの基本操作になりますので、しっかりと覚えておきましょう。
まずは押し出したい面を選択します。
押し出したい面は既に色を変更しています。こんな時は「Select by Colors」を使用すると便利です。
押し出したい部分だけを選択できました。
選択したら「Extrude Faces」を使用して押し出しします。
オプションでDistanceの値を設定します。このDistanceの値が出っ張り具合の数値になります。
オプションを設定して「Extrude Faces」のボタンを押下すると、想定通りに出っ張りができました。
上部をへこませる
次にタルの上の部分をへこませます。
タルの上部分の面を選択して、shift押しながら縮小する事で、さらに小さな面を作成できます。
しかし、、、また失敗してしまいました。
選択面の中心部分がずれてしまっています。
色々調べてみてやっと解消方法が分かりました。
Unityエディタ上部にあるツールバーに「Center」というボタンがあるので、これを選択します。
選択面の中心部分が真ん中になっています。
この状態で面の移動をすれば以下の様にタルの上部をへこませる事ができます。
おまけ
公式動画では「ProBuilder Window」で「Use Icon Mode」ではなく「Use Text Mode」を使用しています。
各機能の名前や使い方に慣れてきたら、確かにこちらのModeの方が使いやすいと思いました。
また、自分で色々と変形を繰り返してみると使い方がさらによく分かります。
まとめ
今回はUnity公式動画を基にして、ProBuilderでオブジェクトを作成してみました。
- Bevel(面取り)
- Select Edge Loop(辺1周選択)
- Vertex Colors Editor(色の変更)
- Select Face Ring(面1周選択)
- Select Face Loop(面1周選択)※Select Face Ringとの違い謎
- Extrude Faces(面押し出し)
非常に基本的な操作ではありますが、最初は色々と躓く部分もあると思います。
この記事や公式動画を参考に、色々なオブジェクトを作ってみて、ProBuilderを使いこなしましょう!