これまでにUnityでゲームを作成するための方法を色々と紹介していますが、今回はUnityでプレイヤーキャラクター(主人公)を配置して、コントローラーで操作をしてみたいと思います。やはりキャラクターを操作できる様になると「ゲームだ!」という感じがしますよね。
実際にキャラクターを配置したり、操作する機能を作ったり使ったりした事がなければ、ちょっと難しいのでは?と思われる事がありますが今回は非常に簡単な方法を紹介します。
Unityには様々なアセットが容易されていますから、Unity標準のスタンダードアセットから最適なプレイヤーキャラクター素材を使ってみたいと思います。
- プレイヤーキャラクターを配置して自分が作ったゲームの中を歩き回りたい
- 簡単にUnityで作成したゲームのテストプレイをしたい
- Unityで用意されているプレイヤーキャラクターのアセット素材の使い方を知りたい
プレイヤーを操作できる様になると自分で作ったゲームの中を体験できる様になります!
自分が作ったゲームの中を歩いたり飛び跳ねたりできるのは感動ものですよ!
今は個人でも本格的なゲーム開発を行える環境が整いつつあります! 特に世界中のゲームクリエイターが使用しているのが、ゲーム開発エンジンのUnity。個人開発を行っているほとんどのクリエイターが使用しているとも言われている超 …
コンテンツ
Unityでプレイヤーキャラクターを動かすための準備
まずはプレイヤーキャラクターを操作するための前準備をしていきます。
フィールドの準備
とりあえず、プレイヤーキャラクターを置いて操作するためのフィールドを作ります。フィールドと言ってもここで作るのはCubeオブジェクトで作る立方体です。
※このフィールドが無いとキャラクターを配置しても、永久に下に落ちてしまいます。。。
これだとちょっと味気ないなと思ったら、オブジェクトをいじったり、ProBuilderやフィールド用のアセット素材を使って、もっと凝ったフィールドを用意してもOKです。
■フィールドをCubeオブジェクトで作成
フィールドはこれで一旦OKとしておいて、次に操作するプレイヤーキャラクター素材も準備しましょう。
プレイヤーキャラクターを配置しよう!
今回はUnityのスタンダードアセット内にある素材を使ってプレイヤーキャラクターとします。
Unityのスタンダードアセットのダウンロード&インポートをしておきましょう。
人気ゲーム開発エンジンのUnityにはアセットと呼ばれるゲーム素材があります。 このアセットは自分で作る事もできますが、他の優秀なクリエイターが作成したアセットを購入して使用する事もできます。このアセットを購入できるのが …
次にアセットストアからダウンロード&インポートした「スタンダードアセット」の中からプレイヤーキャラクター素材を選択して配置します。スタンダードアセットには様々なアセット素材があるのですが、ここではサードパーソン(ThirdPersonController)の素材を選択します。
ちなみに、サードパーソンというのはプレイヤーキャラクターを第3者視点で操作する仕組みになります。Unityでゲームを作った時にテストプレイヤーとしてもよく使用されるので、使い方を覚えておくと便利です。
※一般的なシューティングゲーム、RPG等で採用される仕組みです。
「Projectウィンドウ」⇒「Assets」⇒「Standard Assets」⇒「Characters」⇒「ThirdPersonCharacter」⇒「Prefabs」と進んで、「ThirdPersonController」をHierarchyウィンドウにドラッグしましょう。
■ThirdPersonControllerのアセットをHierarchyウィンドウに取り込む
次にHierarchyウィンドウのThirdPersonControllerをクリックしてみましょう。すると、Sceneビュー上に配置されたプレイヤーキャラクター(ThirdPerson)も選択されます。
■ThirdPersonControllerをクリック
Sceneビュー上に配置されたプレイヤーキャラクターを移動して、Cubeで作成したフィールドの上に配置しましょう。
■プレイヤーキャラクターをフィールドの上に配置
プレイヤーキャラクターがよく見える様にカメラの位置等を少し調整しましょう。
必要であれば、その他の部分も調整しましょう。
■カメラの位置等を調整
次にプレイヤーキャラクターがScene画面の向こう側を向いてしまっているので、こちら側に回転させましょう。
プレイヤーキャラクターのオブジェクトを選択して、180度回転させればOKです。
■プレイヤーキャラクターのオブジェクトを回転
Unityでプレイヤーキャラクターを操作しよう!
プレイヤーキャラクターを配置できたので、実行してみましょう。
実行ボタンを押下すると、Gameビューでキャラクターを操作できる様になります。
ちなみに、操作はキーボード上の「↑↓←→」とspaceを使って以下の様に操作ができます。
- ↑:画面奥に移動
- ↓:画面手前に移動
- ←:画面左に移動
- →:画面右に移動
- space:ジャンプする
実際に操作している画面が以下になります。
■プレイヤーキャラクターを操作
プレイヤーキャラクターをもう少し操作をしてみよう
せっかくなのでプレイヤーキャラクターをもう少し操作してみましょう。
その前にフィールド上に障害物等も配置してみたいと思います。障害物がある事でジャンプ操作できる喜びが増します。ついでにフィールドの色も変更をしています。色の変更はMaterialを使って変更する事ができます。
以下の様にフィールドを編集してみました。
■フィールドを編集
では編集後のフィールドを操作してみます。
やはり障害物があると、キャラクターの動作も生き生きする気がしますね。
■プレイヤーキャラクターを操作
まとめ
今回は、Unityでプレイヤーキャラクターを配置&操作する手順について紹介をしました。Unityのスタンダードアセットを使用しているという条件ですが、以下の流れでキャラクターを操作できる様にしました。
- Unityのアセットをダウンロード&インポート
- キャラクターが動くフィールドを作成
- アセット素材「ThirdPersonController」を使用
- 実行すると簡単に操作できる
Unityのアニメーションを使用すれば、プレイヤーキャラクターの動きを変えたり、Blender等を使用すれば自分でキャラクターを作成する事もできます。
それでもキャラクターを操作する流れ自体は大きく変わりませんので、今回の内容はしっかりと押さえておきましょう。