2020年以降、採用時の面接はオンライン(WEB)で行われる事が一般的になりました。
特にIT業界は仕事でもPCやインターネット環境を使うので、今後は、オンライン面接の方がむしろ主流になるかもしれません。
転職活動は仕事をしながらになる事が大半なので、オンライン面接できるのは時間の節約にもなり、転職活動をスムーズに進める助けにもなります。
ただ、オンライン面接の場合、オフライン面接(企業の面接室等で直接面接する際)とは違ったマナーが必要になります。
急にオンライン面接が入って慌てない様に事前の準備はしっかりしておくべきです。それに、オンライン面接の流れを理解しておく事で、不要な緊張や失敗を取り除く事ができると思います。
※オンライン面接は転職エージェントのキャリアドバイザーと行う事も多いと思います。その際も同様に注意をしながら面接を進めて下さい。
今回はオンライン面接の流れや、注意点について解説をしますので、これから面接の予定がある場合にはぜひ参考にしていただけたらと思います。面接直前のチェックリストとしても活用していただければと思います。
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採用面接の流れを理解する
オンラインのリモート面接も、オフラインで行う対面の面接時のマナー等の違いはありますが、面接自体の流れは共通する部分も多いです。まずは面接の流れを把握しておきましょう。
- ビデオ会議ツールへの入室・面接開始の挨拶
- 自己紹介
- 「職務経歴」に関する質問
- 自己PR(職務経歴と一緒に聞かれる事も多い)
- 志望動機
- 転職理由
- 逆質問
- 面接終了の挨拶・ビデオ会議ツールの退出
面接の流れの詳細については以下の記事にまとめています。面接で問われる内容については準備を怠らない様にしましょう。
IT企業・ITエンジニアに転職する場合、当然ながら採用面接を受ける必要があります。 面接は練習が必須です。でも、、、転職となるとなぜか面接の予習をしない人が大勢います。新卒就職の際は面接練習を繰り返しているのに。。。 面 …
特に違うのは開始と終了
オフラインの面接と比べて特に異なるのは、面接の開始と終了だと思います。
上記で紹介した記事でも触れていますが、オンライン面接の開始時と終了時の流れについては少しおさらいしておきます。
■面接の開始
採用企業の面接担当者から事前に通話用ID等の情報が届きます。
当日は10分程前には通話用ルームに入室しておきましょう。
大抵の場合、チャットツールで直前に連絡が届くので、その連絡に応答して面接開始となります。
もしも何の連絡も無い場合は、自分からチャットツールを使用して連絡してみましょう。
※基本的にはメッセージから始まるので、急にビデオ通話を始めない様に要注意です。
ビデオ通話の着信が鳴ったら応答して、相手の顔が見えたら、簡単な挨拶をして面接がスタートします。
■面接の終了
面接が終了したら「本日はありがとうございました。」と、感謝の気持ちを伝える様にしましょう。
そして、面接官が通話を切るのを待ちましょう。
※もしも切ってくださいと促されたら、「失礼します。」と言って切ってもOKです。また、相手も切るのを待っている様であれば「切っても宜しいでしょうか?失礼します。」と言って切りましょう。
これで面接は終了です。
オンライン面接の事前準備
面接の流れは把握できたものの、オンラインの場合は、オフラインとは別の事前準備が必要になります。
ビデオ会議ツールの導入やセッティング等はなんとなくイメージがつくかもしれませんが、細かい部分でも準備に違いがあるので、その点はしっかりと把握しておきましょう。
面接の直前になって慌てて準備をしていると、面接で伝えるべき重要な事を忘れてしまったりと踏んだり蹴ったりな結果になってしまう事がよくあります。事前にできる準備は全て完了させておく様にしましょう。
2020年以降、転職活動の選考における面接はオンライン(WEB)で行われる事が一般的になりました。 特に、IT系・エンジニア転職の場合は、ほとんどがオンライン面接と言っても良いかもしれません。 多くの求職者にとって、直接 …
オンライン面接の注意点
本題に入ります。オンライン面接では以下に注意しましょう!
面接時の服装
面接時の服装はオフラインと同様にスーツ姿でしっかりとネクタイを付けましょう。
当然でしょ、と思うかもしれませんが、自宅だと気が緩んでしまい、ネクタイを忘れていたなんて事があります。
服装と併せてビジネスマンとしての礼儀も忘れない様にして下さい。
言葉遣い
服装と同様に言葉遣いもビジネスマンとして恥ずかしくない言葉遣いをしましょう。
自宅にいたとしても、企業の面接室にいる気持ちで緊張感を持って会話をしましょう。
声のトーン
直接面と向かって話す場合と、オンラインで話す時とでは声のトーンを変えなければならない事があります。
あまりに大きな声で話すと、マイクを通じて声が面接官に響いてしまい、聞くに堪えない音になってしまう事があります。
事前に友人とビデオ通話をしてみる等して確認できれば良いのですが、相手側の音量設定によって適切なトーンは結局変わってしまいます。面接官の反応を見ながら、適切な声のトーンを調整する余裕を持っておかなければならないかもしれません。
面接時の目線
目線についてはオンライン面接で最もよく言われる注意点かもしれません。
オンライン面接ではPC付属のWEBカメラを使用する事が多いと思いますが、その場合、カメラの位置がずっと下の方になってしまいます。
そうすると、下をのぞき込む様な目線になってしまい、見た目の印象が悪くなってしまいます。カメラ位置は目の高さと合わせる様に調整しておきましょう。
事前にカメラに映る自分の位置を確認しておく事をオススメします。
また、カメラ位置を調整しやすい様に、外付けのWEBカメラを用意するのも良いと思います。
照明の明るさ
部屋の照明の明るさを適切に調整しておきましょう。
明るすぎたり、暗すぎたりしない様に適度な明るさにしましょう。
また、外の明るさが影響しない様に、部屋はカーテンで閉め切る様にしましょう。
雑音が入らない様にする
面接の最中は雑音が入らない様にしましょう。
特に自宅で面接をする場合は要注意です。
スマホの音、目覚ましの音などは面接中は鳴らない様にするのは当然です。要注意なのは呼び出しのチャイムです(マンション設置のため、チャイムは自分では調整できない事があります。どうしても鳴ってしまう可能性がある場合は、事前に面接官にその旨を伝えておきましょう。)
また、騒音にも要注意です。自分では気にならない音も相手には不快になるケースがあります。騒音がしていないか事前に確認する様にしましょう。
PC・スマホ等の充電
PCやスマホなど、面接で使用するデバイスは必ず充電をしておく様にしましょう。
※というか、充電をしながら使用すると思いますが。
カメラの配置の関係で充電しながらの面接が難しい場合は、事前に充電が100%になる様にしておきましょう。
必要書類の準備
面接で使用する必要書類については事前に準備しておきましょう。
ビデオ通話で使用しているPCを使用して、別の事を調べるといった事は厳禁です。当然スマホを使用するのも失礼なので、必要書類は紙に印刷して手元に置いておきましょう。
特に、最低限以下については事前に印刷して手元においておくと良いです。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 企業の求人情報
メモの準備
オフラインの面接ではメモを取ったりする事はありませんが、オンラインの場合は面接の中で採用選考に関する情報を共有されるケースがあります。
その場合、すぐにメモが取れる様にメモ用紙を用意しておきましょう。
邪魔にならない様に小さなメモ帳を用意しておく事をオススメします。
まとめ
今回はオンライン面接の注意点についてご紹介しました。
内容を再度おさらいしましょう。
- 面接時の服装(スーツ&ネクタイ)
- 言葉遣い(緊張感を持つ)
- 声のトーン(相手が聞きやすいトーンか)
- 面接時の目線(カメラの位置が正しいか)
- 照明の明るさ
- 雑音が入らない様にする
- PC・スマホ等の充電
- 必要書類の準備
- メモの準備
オンラインの面接は、オフラインとは別の注意点がたくさんあるので、少し面倒に感じるかもしれません。ただ、冒頭でもふれている様に、オンラインでの面接を正しい流れで実践できる様になれば、採用選考も受けやすくなります。
実際に転職をしてからも、リモートで仕事をする機会も増えると思うので、オンラインのビジネスマナーをしっかりと身に着けておきましょう。