エンジニアであれば「在宅で仕事をしたいなぁ~」と考える方は非常に多いと思います。

実際にフリーランスのエンジニアであれば在宅で仕事をしている方がたくさんいます。
※会社員エンジニアの場合も在宅ワークというスタイルが少しずつ普及しています。特に、2020年はコロナショックの影響もあり、在宅ワークの環境・制度が整ってきました。

この「在宅で仕事をする事」を目的としてフリーランスのエンジニアになる事を考える方もたくさんいると思いますが、在宅で仕事をする場合にはどの様なスキルが求められるのでしょうか?そして、どの様に在宅の仕事を見つける事ができるのでしょうか?

ここが気になる所ですよね。

実際に在宅での仕事を望む多くのエンジニアが以下の様な事を気にしていると言われています。

在宅で仕事をする時に気になる事

  • フリーランスのエンジニアが在宅で仕事をするために必要な言語スキルは?
  • 言語以外にも求められるスキル・業務知識などはあるのか?
  • 在宅の仕事には具体的にどの様なものがあるの?
  • フリーランスで在宅の仕事を見つけるにはどうしたらいいの?

今回は、これらの疑問についてじっくりと解説していきたいと思います。

フリーランスエンジニアが在宅で仕事をするための言語スキル&その他もろもろスキル

では具体的に在宅で仕事をするための言語スキルについてご紹介します。また、言語スキルの他にも在宅ワークを行うために必要なスキルもあるので併せて紹介します。

まず、在宅で仕事を受注する場合に「キーワード」として覚えておいていただきたいのが以下になります。

在宅案件を受注する際に覚えておきたいスキル

  • 在宅にテッパンの「WEB系」スキル
  • 「ゲーム&スマホアプリの開発」スキル
  • その他の必要スキル(自己管理、遠隔のコミュニケーション)

これらのスキルを身に付けておくと、在宅での仕事がぐっと受注しやすくなります。

ここからそれぞれのスキルについて詳しく解説していきたいと思います。必要なスキルについて学ぶ事で、在宅で行う仕事がどの様なものなのかも分かると思います。

WEB系のスキル

在宅で行いやすい仕事はやはりWEB系のシステムの開発・保守が大半です。

WEB系の開発は大きく「フロントエンド」「サーバサイド」に分かれます。

フロントエンドの言語スキル

フロントエンドの作業は、基本的にWEBの画面側を作る作業で「HTML、CSS、JavaScript」等を使用します。ただ、こちらは大抵の場合はデザイナーさんやコードエンジニアさんが行う事が多いので、いわゆるエンジニアの方はサーバサイドの開発を行う事が多いです。

フロントエンドで使う言語スキル

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript

サーバサイドの言語スキル

逆にサーバサイドはまさにエンジニアの仕事になります。DBにアクセスをしたり、データの管理を行ったり、細かい判定処理を行ったり。。。まさにシステム!といった感じの開発を行う事になります。

サーバサイドの開発は、かつては「PHPやPerl」を使用する事が多かったです。2010年ころまでは世界中の多くのWEBサービスが「PHP」で作られていました。そこから「Ruby」で作られるWEBシステムが増え、最近では「Python」で作られたものも多くなりました。

結局はクライアント側がどの言語を使用するのかを決定するのですが、何を選択すべきか分からない。という場合は案件の多いPHPRubyを選択しておくと良いと思います。また、最近は各言語と併せてフレームワークも使用する事が多いので、フレームワークの知識も身に付けておくと良いです。※おそらく言語を習得する過程でフレームワークについては学ぶ事になると思います。

サーバサイドで使う言語スキル

  • PHP (人気フレームワークはLaravel)
  • Ruby  (人気フレームワークはRuby on Rails)
  • Python (人気フレームワークはDjango、Flask)
  • Perl ※最近は仕事は少ないと思います。

OSのスキル

OSのスキルも必要なの?と思うかもしれませんが、WEB系のスキルを身に付けるのであれば併せてOSスキルも身に付けましょう。WEB系のシステムで使用するのは基本的に「Linux」です。WinやMacの様なGUIではなく、LinuxはCUIのOSになりますから、コマンドラインの操作もしっかりと覚えておきましょう。

ゲーム&スマホアプリ開発スキル

ただ、最近はゲームやスマホアプリの開発も在宅で行うケースが増えてきています。

ちなみに、スマホアプリの場合は、iOSとandroidで基本的に開発言語が異なっていて、

  • iOSの場合は「Swift」
  • androidの場合は「Java」

を使う事が多いです。

ただ、今は「Unity」というゲーム開発エンジンがあり、Unityを使うとiOS、android両方のスマホアプリを開発できてしまいます!しかも、PS4やSwitch向けのゲームも開発できてしまうのです!

今からゲームやスマホアプリを開発したいのであれば「Unity」を使うのがオススメです。Unityの場合は基本的にC#を使用してスクリプトを作成します。C#のスキルがあればUnityでスマホアプリを作る案件も受注しやすくなると思います。

スマホアプリ開発で使う言語スキル

  • Swift(iOS)
  • Java(android)
  • C#+Unity(iOS、android両方に対応)←オススメ

その他のスキル

言語&開発スキルだけではなく、在宅で仕事をするには次の様なスキルも必要になります

自己管理力

在宅で仕事を行う場合は、自分の日々のスケジュールや進捗を管理しなければなりません。在宅の場合は誰かがこれらの管理をしてくれる訳ではありませんので、自分で自分の作業を管理する力が重要視されるのです。

逆に、在宅であっても日々しっかりと進捗実績があがっているのであれば信頼にも繋がります。

遠隔でのコミュニケーションスキル

在宅の場合、一般的なコミュニケーションスキルだけではなくて、遠隔でのコミュニケーションスキルが求められます。

メールやチャット、通話サービスを使いこなしてお互いの意思疎通をする必要があります。場合によっては通話サービスを使って、重要な仕様のレビューを行う事もあります。

在宅の仕事を見つけるためにはどうしたらいいの?

ここではフリーランスのエンジニアが在宅でできる仕事を見つけるためにはどうすれば良いか?について紹介します。

※個人受注で在宅の案件をサクッと取れる人であればあまり悩まなくていいのですが、営業力や交渉力も必要になるので多くのエンジニアが難しいと思います。ここではそれ以外の方法についてご紹介します。

クラウドソーシングで案件を探す

クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングを活用して案件を取得する方法です。クラウドソーシングの仕事は常駐の募集はかなり少ないので、大半の案件が在宅でも可能な仕事になります。

ただ、クラウドソーシングの案件は現状は単価がかなり低いです。クライアントもシステム知識が乏しい事もあるので、余計なトラブルにならない様に注意する必要があります。

常駐の仕事を在宅に切り替える

最初は常駐で仕事案件を取得して、クライアントから信頼を得られる様になったら在宅に切り替えてもらうという方法がこれです。

在宅で仕事をする明確な理由と、在宅で仕事できる環境があれば、切り替えてもらいやすいです。
※コロナショックをきっかけに、多くのエンジニアが在宅に切り替わったと言われています。

まず常駐案件を探したい!という場合には、次に紹介するエージェントを活用するのがオススメです。

エージェントを活用して在宅の仕事を探す

フリーランス向けのエージェントを活用して在宅の仕事を探すという方法がこれです。

最近はフリーランスの方もエージェントを活用する事で仕事を探しやすい時代になりました。仕事の仕方も会社員のエンジニアとほぼ同じ様に進むので、現在会社員のエンジニアの方であれば、フリーランスになる場合には必ず活用したいサービスです。大手のエージェントには数千件の案件を抱えている所もありますから、在宅の案件も探しやすいのです。

また、上述の通り、最初は常駐で仕事を開始して、クライアントからOKが出たら在宅での仕事をするというケースも多いです。

それにエージェントのスタッフはIT業界の事を熟知していますので、現在のIT市場で、在宅案件を受注しやすい言語スキルについても詳しく教えてくれたりします。

まとめ

今回は、以下の様な事を中心にお伝えしました。

  • フリーランスのエンジニアが在宅で仕事を受注しやすい言語スキル
  • 言語スキル以外のスキル
  • 在宅での仕事の見つけ方

今後は在宅で仕事をする機会がさらに増えると思います。在宅で仕事をするために必要な言語スキルを身に付けておけば、仕事の幅も広がりますし、それに伴って、自分の生き方の幅も広がっていくと思います。